硬い靴をはくと脚がむくむ、腰が重い・・・・。こんな経験、ありませんか?
靴の硬さによって、体の疲れ方もずいぶんと変わりますよね。靴底に適度なクッション性があれば疲れにくく、硬いと疲れやすい。
でも、ちょっと待ってください。自分の「足」や「足ゆび」のクッション性や使いやすさについて考えたことはありますか?
地面をつかむように足ゆびに力を入れると、ふくらはぎの筋肉まで使われているのがわかります。反対に、足ゆびを反らせると、すねの筋肉まで使われているのがわかります。これは、ふくらはぎやすねの筋肉が足ゆびとつながっているためです。そして、ふくらはぎやすねの筋肉は太ももや骨盤につながり、太ももや骨盤の筋肉は背骨や肋骨に、というように、人間の体はすべてつながり関連しあっています。それらがうまく連動してからだ全体のしなやかな動きが生み出されているのです。
筋肉の動きだけではありません。血液やリンパ液の流れも同様です。これらは重力の影響で体の下のほうに滞りやすいため、足部での流れを促してあげることが大切です。おとなの血管を一本につないだ場合、毛細血管を含めると10万キロメートルにもなると言われます。これは地球を2周する長さです。こんなにも長い血管のすみずみにまで血液を流し込むことは、握りこぶしほどの大きさしかない心臓のポンプ作用だけでは不可能とも。
靴による圧迫はこれらをさらに制限させてしまいます。硬い靴を長時間はき続けると、からだ全体のしなやかな動きは制限されますし、血液やリンパ液の流れも滞ってしまいます。革靴やハイヒールなどといった硬い靴をはくと足が疲れたり、むくんだり、腰が重くなったりするのはこのためです。
近年、足の柔らかさとひざ痛・腰痛との関係が注目されていて、治療に足や足ゆびのストレッチを取り入れるところが増えています。ひざや腰の痛みのすべてが足や足ゆびの硬さからくるというわけではもちろんありません。しかしそれらの硬さがからだ全体のコンディションに何らかの影響を及ぼしているケースは少なくないと考えられているのです。
「踏竹」は昔から足を柔らかくする健康グッズとしてお馴染みですが、ご家庭に踏竹がない場合は、この「マルチタイプ彩」でお試しください。